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【リオ五輪2016】華やかなオリンピックの裏側で犠牲になった尊い命

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リオ・オリンピックの特集を始めた矢先、思いもよらない事実を知ることになりました。

今夏のオリンピックの舞台となるブラジル。世界中が注目するスポーツイベントで、テロや暴動が起きないように警察や軍が目を光らせています。しかし、何の警告もなく銃口を市民に向け、銃撃に巻き込まれる市民が増えています。

引用元:リオ・オリンピックに正義を!警察の暴力を防ごう!

 

テロ、殺人、薬物など、多くの危険が潜んでいるブラジルにおいて、その危険を取り締まる目的で警察官が罪もない市民に発砲して、罪のないブラジルの人々が亡くなっているのです。

ぼくはその事実を知った今、これは多くの人に伝えなければいけないという思いでこの記事を書くことにしました。

 

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警察や軍により過剰な制圧行為

2014年サッカーのワールドカップがブラジルのリオデジャネイロで開催されたことは記憶に新しいでしょう。

その際に治安強化の為、「先に撃て、質問は後だ」というやり方で、いわゆるスラム街(貧困層が多い場所)を中心に取り締まりという名目で奪われた命が通常の40%も高かったそうです。

今回のオリンピックでも同様の治安強化が行われ、既に多くの死傷者がでているとのことなんです。

 

警察の不当な取り締まりによって発砲された事実はろくに捜査もされず、発砲や暴力によって負った代償への保障もありません。

警察官や軍による殺人事件ではないですか!

そしてこの事実をメディアは取り上げているのでしょうか?

参考▶リオ・オリンピックに正義を!警察の暴力を防ごう! : アムネスティ日本 AMNESTY

 

弱者や貧しい人に人権はない

この制圧行為による犠牲者の多くは、貧困層の人だったり、子どもたち、そして黒人男性が多いようです。

 

これはぼくが住むバングラデシュでも言えることですが、

貧しい=十分な教育を受けていない=悪いことをする

という方程式を当てはめて、虐げる傾向にあります。

 

何も悪いことをしていないのに、スラム街に住んでいるというだけで、暴力を振るわれたり、やってもいない罪にきせられたり、更には言い返す事さえも許してくれません。

先進国はきちんとしているとは全く言えませんが、途上国と言われる国々では多かれ少なかれ人権などないかのように扱われる人が大勢いることは、バングラデシュでも見てきた事実です。

 

W杯の裏側で起こった大きな代償

他に情報がないか調べていると、一つの記事が目に飛び込んできました。

 


2022年カタールでサッカーのワールドカップを開催する為に、海外からの出稼ぎ労働者が空港の建設作業に携わっています。

ネパールから出稼ぎに行っていた29歳の男性は、50℃を超える炎天下の中での作業にも関わらず十分な休息が与えられず、更には食事も満足にさせてもらえず、心臓発作で帰らぬ人となったという事実が書かれています。

 

過酷な労働を強いられて亡くなった男性のパートナーが、インタビューで声を詰まらせている映像があるので、英語ですが見てみてください。

 


幼い子どもを抱えた彼女の涙と彼のお母さんの涙が、ぼくには耐えられませんでした。

きっと彼女は劣悪な労働環境を嘆いていたパートナーに、もういいから帰っておいでと言えば良かったと後悔していたのではないでしょうか。

もちろんこれはぼくの想像に過ぎませんが、ぼくだったらきっとこう思ったはずです。

 

これはカタールだけで起こっていることではないはずです。

リオ・オリンピックの裏側で起こっている殺人と同様に、大きな世界大会の裏では必ずこういった側面があることをぼくたちは知っておかなければなりません。

 

オリンピックは平和を訴える祭典ではないのか

オリンピックの目的の一つに平和な社会の確立に寄与することが書かれています。

 

オリンピズムの目標は、あらゆる場でスポーツを人間の調和のとれた発育に役立てることにある。またその目的は、人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を奨励することにある。この趣意において、オリンピック・ムーブメントは単独または他組織の協力により、その行使し得る手段の範囲内で平和を推進する活動に従事する

引用:JOC - オリンピズム | オリンピック憲章

 

スポーツを通して、争いのない平和な社会を目指すために、このオリンピックの時は世界中の人が一つになる瞬間なのではないでしょうか。

もちろんテロや様々な危険から出場する選手たちや外国人観光客を守ることは大切です。しかしその代償に、自国(ブラジル)の人たちの命を奪っていいわけは絶対ありません。

毎回何かしらの問題が浮き彫りになるオリンピック、今回もドーピング、治安、環境、ジカ熱懸念での辞退者続出などの問題があふれ出ています。

 

個人的にはオリンピックが好きで、4年に1度の大きな舞台を目指す選手たち一人一人のドラマに感動するのです。

 

しかしその裏側を知ってしまった今、手放しで盛り上がっていいのだろうかという気持ちが沸きあがってきました。

2020年は東京でのオリンピック開催が決定しています。

これは日本が発信していくチャンスと捉えて、オリンピック開催是非を世界に投げかけるべきではないでしょうか。

オリンピックは本当に世界の平和のためになっているのか。

私たち一人一人も考えていくべき課題だと思います。

 

本日のJステまとめ

友人の投げかけでぼくは知ることができました。

話をきけば、オリンピックが始まった当初から、競技場等の建設作業における過酷な労働環境によって、労働者の命が失われていったと言います。

華やかなオリンピックという舞台の裏には、メディアにはなかなか取り上げられない悲惨な事実があることに気づかされました。もっとアンテナを張っていきたいものです。

もしジェイ・ステーションを読んで初めて知り、何かを感じてくれたら、周りの人に伝えてほしいと思います。

 

 

出場する選手たちのことは全力で応援していきます。その為に陸上特集は続けていきます。

 

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