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僕たちは世界を変えることができないのは、「世界」だからだ。

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「世界を変える」

「世界を変えたい」

志高く世界に飛び立っていく人は少なくないでしょう。

また「あなたも世界を変えられる」というようなキャッチコピーがついた広告宣伝も巷で珍しいものではありません。

 

短い言葉でインパクトがあり、人の心に突き刺すものがある表現。

では実際に世界を変えた実感のある人はどれだけいるのでしょうか。

 

統計があるわけではないのですが、少ないと思います。

むしろ打ちのめされて、僕らは世界を変えることができないと思っている人が大半ではないでしょうか。

 

「世界も、自分も、変えるシゴト」

というキャッチフレーズが印象的なJICAボランティアを例に挙げてお届けしていきます。

 

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世界の定義

 

世界

  • 宇宙の中のひとつの区域
  • 地球上の人間社会
  • 特定の文化・文明を共有する人々の社会やそのまとまり
  • 特定の範囲
  • 同類者の集まり             wikipediaより

 

世界という定義はいくつかあります。

ここでは「地球上の人間社会」という定義にして話をすすめていきます。

また、変えるとは毒薬や兵器など開発によって、悪い方向に変わるのも考えられますが、ここでは良い方向に変わるということにフォーカスします。

 

世界を変えるとは

 

世界を地球上の人間社会という定義にしたとき、世界を変えるとは、

地球上の人間社会を変える

と言い換えることができます。

 

では地球上の人間社会を変えるってどんなことなのでしょうか。

  • これまでできなかったことが発明によってできるようになった
  • 世界恐慌が一つの政策によって解決した
  • 戦争がこの世からなくなった
  • 新しい資源が見つかった
  • 言葉一つで人々が心動かされ、巨大な影響力をもった

など

国や地域・文化・風土を越えて、だれが考えても「世界が変わったな」と思うようなことを想像するのではないでしょうか。

例えばあなたが働いている会社で残業続きだったのが、定時で帰ろうと言った人がいて、それが現実のものになったときに、

「おー世界は変わったぜ」

となるでしょうか。

 

確かにあなたもしくはあなたの会社の人の世界は変わったかもしれません。

しかし、ここでいう世界とは地球上の人間社会のことを意味しています。

 

会社を定時で帰れるようになっても、大きなくくりで人間社会を変えたわけではありません。

 

世界を変えた人

では世界を変えた人とは誰のことを言うのでしょうか。

例えば「世界を変えた人たち365」という本に載っている人は、

  • 野口英世
  • ヘレンケラー
  • スティーブ・ジョブズ
  • イチロー

などですが、大多数の人があ~と納得するのではないでしょうか。

 

子どもも読みやすい本になっているので、ぜひ読んでみてください。

 

少なくとも、書物に掲載されたり、表彰されたりというような、世の中にその名が広まらなければ、「世界を変えた人」という定義にはぼくは入らないのだと思います。

知られていなくても世界を変えるような活動や研究をしてる人はいるとは思いますが。

 

青年海外協力隊が世界を変えられない訳

 

では青年海外協力隊の話に話題を変えていきます。

青年海外協力隊として、途上国の支援をしたいという志を持って応募する人は

「世界を変えるんだ」

「世界を変えたい」

と思っている人がいます。

 

協力隊として活動している最中に、世界は変えられないという現実に立たされます。

そうすると、終了後は協力隊は世界を変えることなんてできないという気持ちで帰っていくことになるのです。

これって勿体なくないですか?

せっかく志高く、挑んできたはずなのに、現実は違った、、、という感情で終わるだけではぼくは嫌です。

 

「世界を変えたい」

と思うことを悪いこととは思わないし、世界を変えられないわけではないと思います。

でも「変える」ということにフォーカスしたときには「世界」は広すぎるんです。

 

最終目的地は「世界」でもいいと思います。

でもまず青年海外協力隊は基本的に1度の任期で1つの国でしか活動できません。

だから世界ではなく、まずは国の名前にしてみましょう。

 

例えばバングラデシュを変える。

こうすると自分のいる場所との合致により、より具体的に考えることができます。

 

しかしバングラデシュを変えるといっても、いってしまえばこれでも大きすぎるんです。

バングラデシュ全体を見るわけではありません。

バングラデシュでは64県あるうちの1県に住み、そこでも一定の地域や組織の中だけでの活動になります。

 

だからもっと限定して、

 

バングラデシュの

ダッカ県の

ダッカ小学校の

算数の授業の

割り算の教え方を変える

 

こうすれば、ぼくにでもできるかもしれないと思ってきませんか?

 

何かを変えたいのであれば、

変えた実感を持ちたいのであれば、

変えたいターゲットを限定することをおススメします。

 

小さな成功体験が世界に広げていく

 

ぼくは青年海外協力隊の時、最初はターゲットが広すぎて苦労しました。

自分がいる地域のみならず、他の地域も含めて何かを起こそうとしていたのです。

 

それでは成功体験はなかなか積めないですよね。

自分ですら変わるのが難しいのに、自分以外の誰かや組織を変えていくことって並大抵のことではないです。

 

ましてや文化や言葉が違うんですよ。

自分の当り前が周りの当り前ではない。

それは日本人同士でも同じことですよね。

 

途上国で朝9時にみんなが出勤するように仕組みを考えて、それを実行してもらうようになるだけでもすごいことです。

体験している人はわかると思いますが、

9時から勤務開始だとしても、一人二人が遅刻してくるというのは良い方で、オフィスの鍵すら開いてないことも日常的です。

 

それを変えるだけでも青年海外協力隊として「変える」役目が果たせたと言えると思います。

 

その繰り返しで、大きく広がっていくのではないでしょうか。

青年海外協力隊は小さな成功体験を積め!

それもできなければ世界を変えることはできない。

ぼくはそう断言します。

 

僕たちは世界を変えることができない

 

2011年向井理氏が主演を務めた、「僕たちは世界をかえることができない」という映画が話題になりました。

葉田甲太さんという実在の人物が、大学生の時にカンボジアで学校を建てるために仲間を巻き込んで、現地に赴きます。

そこでぶつかった現実と、自分の想いが一致せずに挫折してしまう。

そんな物語です。(ざっくりすぎますが・・・)

 

これは様々な意見があると思うので、興味ある方はぜひご覧ください。

DVDやノンフィクションの本も発刊されています。

 

 

 

 

 「僕たちは世界を変えることができない」を題材に、青年海外協力隊研修で、議論するのも面白いかもしれません。

 

ステーションまとめ

 

ぼくはバングラデシュに何か変化をもたらすことができたのか。

正直大きな変化をもたらしたとは言えません。

 

でもとある村の小さな貧しいお茶やさんに、出入金のようなものを導入したり、

理髪店のモデルになって髪の切り方を伝授したり(理髪のど素人ですが)、

彼らがこれまで全くしたことがないことを、伝え実行してもらうということはできたかなと思っています。

本来の活動については小難しくなるのでここではあえて書きません。

 

この小さな小さな変化が、もしかしたらその人の人生も変えるかもしれない。

ぼくはそれがしたくて青年海外協力隊になったのです。

 

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